
平屋2世帯住宅「木の家」~庭とつながるリビング~

多世帯が集まるかたち
広大な芝生に佇む”くの字”型の建物。エントランスを境に棟を分けた完全分離型のプランにより、多世代がほど良い距離を保ちながら暮らせるように配慮されています。お施主様と奥様、お子さま2人の家族4人の暮らしの中心となるのが約50㎡の広々としたLDK。南面に設けられた大きな窓に目を向けると、庭の緑が開口いっぱいに広がっており、室内のどこにいても外の自然を感じることができます。隣地の木々に囲まれたプライベート感あふれる庭は、眺めるだけでなく、隣の棟に住む家族との交流の場にもなる大切なスペースです。そして、それまでのアパート住まいでは味わえなかった”家に外がある”という楽しみ。庭に出るという行為を暮らしの中に取り入れたいというお施主様の強い意向により、「外との関係性をつくるリビングの窓まわり」は最初から重要視しプランニングされています。

庭とつながる
LDKや寝室の庭に面する窓は大開口スライディングドアを採用。室内の複数の場所からダイレクトに庭に出ることができる。

エントランス
エントランスを境に棟が分かれており、ここを起点に”くの字”型にすることで、室内から視線が庭側に向くように配慮されています。

1枚ガラスの大開口スライディング窓
寝室の大開口スライディング窓はFIX窓と組み合わせてえ角部に配置。ベッドから視界が抜ける開放的なプランになっています。

夜間を演出するダウンライト
軒に埋め込まれたダウンライトが、夜間の窓まわりを美しく演出します。

ピットリビング
生活空間が区切られ「こもり感」のある居心地の良いピットリビング。段差を椅子がわりにも。
床が下がっている分、上部にはロフトが設けられており、空間に奥行きを生み出しています。
壁には臼杵石を張りアクセントとしています。

木張りの勾配天井
リビング・ダイニングは木の暖かみに包まれる、開放感のある木張りの勾配天井に。